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2月の過ごし方

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2月に繰り返し雪が降り、厚く降り積もることはなかったものの、気温が低いためとにかく融けていない雪で地表が覆われています。丘も広場も公園も。生後15か月を迎え、足の運びがますますしっかりしてきた息子を毎日散歩に連れ出していますが、雪でうっすら覆われた枯れ葉や松ぼっくりの上やゆったりとした起伏のある草地など、平らでない地面の上も戸外での歩行の訓練としてどんどん歩いてもらっています。足腰が強く、外に出るのが好きな子どもに育ちますように。今日がまさにそうですが、外を散歩する時間がたっぷりとれた日は息子の睡眠が深く、夜中に目を覚ますこともあまりないような印象を受けます。

冬の公園からは、近所のチョコレート工場の煙突から立ち上る煙がいつもにも増してはっきりと見えます。あたり一帯に甘いチョコレートの香りが漂います。
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公園の奥の方の斜面では子どもたちがそり遊びに興じています。

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雪の上をとことこと歩き回る小さな息子。地面に落ちているカスタニエの実や松ぼっくりを拾って間近に眺めてみたり、ミトンを脱ぎ捨て、素手で雪を触ってみたり。1歳児にとっては身の回りのあらゆるものが目新しく、興味深く感じられるのでしょう。
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アパートの外は上記の通りですが、他方家の中では、長い冬の季節なので、なるべく刺激を絶やさぬよう過ごしています。写真は図書館で借りてきた「自然プロジェクト」の本と「野生動物が自然の中に残す痕跡」についてのハンドブック。
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自然プロジェクトの本に記載されているレシピを参考に、夫が学業終了時に多くの方から贈られた花束の花とスパイス(スターアニス、クローブ、シナモンスティック)を使ってカラフルなポプリを作ったり、
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娘が小学校のクラスで「実験」を披露しなくてはならなくなったので、紫キャベツ試験液を酸性・アルカリ性の液体(レモン味の炭酸飲料、食器洗い用の洗剤、重曹を混ぜた水など)に混ぜてカラフルな色水を作る実験の予行練習をしたり。試験液を混ぜる液体の酸性度・アルカリ性度の高さによって色が微妙に違うのが面白い。
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カラフル度ではポプリや色水に劣るものの、娘の部屋に緑の彩りを加えたいと思い、「子どもと行うガーデニング」の本を参考に、娘と一緒にテラリウムをふたつ作りました。写真では見えにくいのですが、ミニサイズの木や苔、プラスチック製のミニ動物がメイソンジャーに入っています。娘が学校で地球の水の循環について習ってきたばかりなのですが、テラリウム内の水の循環を確かめることにより、学んだ内容がよりよく理解できればよいと思います。
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図書館の本やネット上の自然工作や理科の実験のサイトを見ると、家で試してみたい実験やプロジェクトが多数あります。早い時刻に辺りが暗くなるので屋内で過ごす時間も夏と比べて長くなる今の時期、楽しみも兼ねて書籍やネットで見つけた様々な小プロジェクトにチャレンジできればと思います。


# by sayurian | 2017-02-18 08:35 | 暮らし

節分



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2月3日、節分。今日は夫が学生生活最後の日(学位論文の公開発表会)でベルゲンに出かけており、家族で節分の行事を楽しむことができないのが初めからわかっていたので、節分の直前の週末に恵方巻を作って食べ、豆まきも済ませてしまいました。今年の恵方巻は卵焼きのほか、スモークサーモン、キュウリ、鶏のそぼろに鶏肉の照り焼きも巻き込んでみました。夫にも子どもたちにも好評でした。

豆まきは、我が家に遊びに来ていた、娘の小学校のクラスメートのニカラグア人ハーフのAちゃんと。家庭の文化が違うので当然ながら馴染みのない行事である「豆まき」、はじめAちゃんは豆をまいてみたい気分半分、鬼が登場すると聞いてなんとなくこわい気分半分で参加をためらっていました。おやつの時間になって「わたしもやってみたい」と言い出したので、それでは、と豆まきを開始したら娘と一緒に大興奮で夫に向かって豆を投げつけていましたし、歳の数豆も食べて嬉しそうでした。事態を全く理解していない1歳の息子は豆を投げる姉とそのお友達の姿に唖然とした表情(笑)。福豆、こちらでは手に入れにくいもののひとつですが、鬼のお面と一緒にノルウェーにお豆を送ってくれた実家の両親には感謝してもしきれない気持ちです。

「パパがいなくても、今日は節分だから夕食は太巻きにする?」と娘には期待を込めて聞かれてしまいましたが、いえいえ、本日はいつもの(手抜き料理の)鱒と根菜のオーブン焼きで簡単に済ませてもらいました・・・

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# by sayurian | 2017-02-01 07:03 | 暮らし

風力発電ワークショップ


現在ノルウェー各地の会場で開催されている「気候フェスティヴァル (Klimafestivalen)」。オスロ市にある国立科学技術博物館もこのフェスティヴァルに参加しており、気候関連のイベントのひとつとして7歳以上の子どもを対象に「風力発電ワークショップ」が開かれたので、娘と一緒に参加してきました。風力タービン(風力原動機)に自作の翼(ブレード)を取り付け、回転させることで発電の仕組みを知り、将来のエネルギー供給源の問題や再生可能エネルギー源の活用について考え学ぶという企画。


博物館の地下階の作業スペースにはタービンの翼作成の材料(木材やのこぎり、グルーガンなど)が用意されていて、参加者は館員さんたちの指示に従って自分の選んだ形の翼を作りました。娘は卓球のラケットに似た形の翼を選択。タービンの回転軸に差し込むための棒をグルーガンで翼に貼り付け、角度に気を付けながら3枚の羽根を発電機に取り付けました。ウィンドマシーンから吹いてくる風でタービンを稼働させ、どれだけの電力を発電できたか計測するのですが、翼の形や取り付けた角度によって発電の効率に違いがでることが計測機に表示される数値ではっきりとわかりました。


日本の実家から送ってもらった子ども用の地球と環境についての図鑑でCO2排出問題(夫の研究分野でもあります)と地球温暖化について娘と読んだり話したりしていたところだったので、このテーマについての娘の関心を深めるうえでタイムリーな企画でした。家庭ではなかなか準備がしにくい機材を用いてのワークショップだったので、娘を連れてきてよかったと感じました。


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# by sayurian | 2017-01-24 21:37 | 子ども

1月下旬

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1月も下旬になって、ますます日が長くなってきたのが実感されます。近所の花屋や八百屋の店先には色とりどりのチューリップが並ぶようになり、その明るい色彩が冬の暗さを和らげてくれるような気がします。

この3,4日はエネルギーが切れ気味で、夜子どもたちを寝かせてからやらなければならないこと、やりたいことが山積していても何から手を付けたらよいのかなかなか決められなかったり、決めても全く取りかかれなかったり。数日前は本を開いてもものの数ページで集中力がきれてしまうぐらいだったので、起きていても仕方ない、とロフトベッドですでに寝息を立てている息子の隣に横になって寝てしまいました。日に日にますます活発さを増している小さな息子、日中室内外での遊びに付き合ったり、危ないことをしないように常に目を光らせているだけでも気力を使います。

寒い毎日ですが、息子は外で歩くのがとても好きなので、1月のセールで新しいウォーキングシューズを買いました。足首回りがとてもしっかりしていて、息子のために最初に買った靴と比べて脱げにくいので、毎日外で履く靴ですし、やはり買ってよかったと思いました。娘にも夏用のゴールドのサンダルを一足手に入れましたが、出番はまだまだ先のこと。夏とさんさんと降りそそぐ太陽の光が本当に待ち遠しく感じられるこの頃です。
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買い物といえば、数週間前に注文していたクリスマスツリーのtree topper(スタートップ)がイギリスからやっと届きました。ゴールドラメとパールの組み合わせが美しく、中央のブドウの葉のような形の葉飾りもユニーク。私の手の平より若干大きいサイズなので、次回自宅でクリスマスを祝うときにツリーの天ぺんで目立つことでしょう。スタートップを手にして喜ぶ私に、「そんなに欲しかったものなら、クリスマスプレゼントにしてあげればよかった」と夫…
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娘に長袖の服やトートバッグを縫おうと、ライティングデスクの上に出してもう2週間経つ生地。
上記の理由で型紙の転写などの作業になかなか取りかかることができないでいますが、「やらなければならない」ことではありませんし、期限があるわけでも(まったく)ないので、気持ちや体力の面でパワーが戻ってくるまで待つことにします。
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# by sayurian | 2017-01-22 08:42 | 暮らし

たのしい宿題

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週日は飛ぶようにすぎ、またまた週末がやってきました。毎週金曜日には娘が翌週の指導予定表をファイルに入れて小学校から帰ってくるのですが、予定表には英語の宿題のプリントもホッチキス留めされていて、今回の宿題は「英語のレシピを読みながらのパンケーキ作り」でした。以前に「英語で会話しながら家でティーパーティーをする」という宿題が出ましたが、今回も英語を使いつつ楽しいことを行う課題なので、娘も早く宿題に取り組みたくて仕方ないようでした。週日は私も娘も何かと忙しいので、夫に息子の面倒を見てもらえ、時間の余裕もある今日、宿題をしてもらうことにしました。

実際に料理に取り掛かる前にレシピを何度か音読。それから冷蔵庫やパントリーから材料を探し出すのを手伝って、計量は自分でしてもらいました。いつもは私が材料や手順を読み上げて、娘に料理を手伝ってもらっている英語表記のレシピですが、今日は英文が短いこともあって、娘がレシピを確認しながらひとりで料理することができました。
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混ぜる。
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パンケーキにかけるレモンの果汁を絞る。
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今朝はキッチンカウンターの上があまりにも散らかっていたので、娘がパンケーキを焼いている写真は割愛しますが、薄く、とても上手に焼けました。砂糖、はちみつ、レモン果汁、リンゴンベリーのジャム。家族それぞれ好みのものをかけて、とても美味しくいただきました。どうもごちそうさまでした。

これからも毎週「英語で料理」の宿題が出るとは思いませんが、娘にとってはとても勉強になる、楽しい宿題だったので、英語の先生にはこれからもこのような小さなプロジェクトを課してもらえないかと思っています。ボキャブラリーのリストを渡して、来週までにこの単語をすべて暗記してくること、というような課題の出し方より、子どもにとって意味のある・楽しさの感じられるアクティヴィティーを通じて言葉に触れる方が吸収が遥かによいように感じます。
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# by sayurian | 2017-01-15 08:49 | 子ども


北欧・ノルウェーに住んでいます。古くて美しいものを収集すること、そして森を歩くことが好きな私の日々の生活について綴っています。


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