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お汁粉の日

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1月11日。日本では鏡開きの日ということで、お正月のお雑煮用に買って、今日のためにいくつか残しておいた角餅を焼いてお汁粉を作りました。ブラスバンドの合奏を終えていったん家に帰り、数時間後にホルンの個人レッスンに出かけていく娘のために、そしてもちろん自分のために… 

まだ歯も生えそろわない息子にお餅は早いかな、お汁粉は我慢してもらわなければ、と思いはしたのですが、娘と私が何か食べていれば息子も欲しがるのは当然であり、そしていつものこと。今日もお汁粉の入ったお椀を手にする私の足につかまって、うーうー声を出してお汁粉を催促するので、あんこだけですが、息子用の小さなボウルにも入れて食べさせてみたら、喜んだこと!冬至に作った小豆とカボチャの煮物もよく食べてくれたし、小豆の味、好みのようです。

息子は昨日で生後14か月になりました。よく遊び、よく笑い、表情豊かです。夕食後は特に、おなかもいっぱいで機嫌がよくなるのか、ちょっとしたことで仰け反るようにして大笑い。「箸が転がってもおかしい年ごろ」とは思春期の女の子のことをいうらしいですが、1歳の息子のために作られた表現ではないかと思うぐらい。けたけたとした笑い声を耳にすると、家族全員がつられて笑ってしまい、皆が笑顔になる。夫が息子のことを「一すじの太陽の光」と呼びますが、私にとっても娘にとってもまさしくその通りの存在です。
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# by sayurian | 2017-01-12 07:46 | 小さな和の時間

外遊び

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冬至を過ぎ、とくに1月に入ってから日が少しずつ長くなってきていることが実感されるようになってきました。ビタミンDの補給と冬季うつの予防のために、子どもたちだけでなく私も毎朝タラの肝油をスプーン一杯摂っているのですが、日照時間が少しずつでも確実に長くなってきているし、このままひどい気分の落ち込みを感じることなく春を迎えられればと願っています。

土曜日は夫の職場のjuletrefest (ユーレトレーフェスト クリスマスツリーパーティー)に出かけて行った夫と娘。Juletrefestとはノルウェーのクリスマスシーズンの最後の行事といってもよいもので、子ども(幼児から小学校低学年ぐらいまで)とその親が参加するもの。クリスマスツリーの周りをぐるぐる廻ったり、歌を歌ったり、ゲームをしたり、ケーキやソーセージを食べたり、内容は盛りだくさんなのですが、最後に袋をかついだjulenissen(ユーレニッセン サンタクロース)がやってきて、子どもたちにお菓子やみかんを配ります。夫の職場のjuletrefestでは毎年マジシャンが招かれ、さまざまな手品を見せてくれるので娘がそれをとても楽しみにしていて、「コップに入っているミルクが花束に変わった」だとか、マジックショーで見たことを今回も詳細に話してくれました。参加できる子どもの年齢の上限が8歳(下限が2歳)なので、今年が娘にとって最後のjuletrefestでした。来年からは息子が参加ですが、姉弟が一緒にパーティーに行くことができないのがなんとも残念です。

日曜日の昨日は家族全員で近所歩き。家のすぐ近くの、小さな小さなプレイグラウンドに息子を遊びにつれていきました。滑り台とシーソーとスプリング遊具、それに小さな砂場。遊具の種類や数は少ないけれど、プレイグラウンドが比較的ひっそりした場所にあって混んでいないのと、滑り台のサイズが小さな子にぴったりなところが気に入っています。娘も3歳だったころにはときどき連れて行っていました。

今となっては娘にとって懐かしの滑り台をふたりでスライド。小さい滑り台なのでたったの数秒で下まで降りてきてしまいますが、息子はあまりの楽しさに笑いが止まりません。
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プレイグラウンドにある遊具で一通り遊んで、さあそろそろ移動しようかというころには空は桃色に染まってきていました。「大きなピンク色の綿あめみたい」と娘。
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せっかく家族で外にでかけたのだから、どこかでココアを飲むか、とにかくお店に寄っていこうという夫の提案に、クレープ屋さんがいいと娘が言いました。昨年の夏に娘、私そして息子の3人で入ってみた近所の店でしたが、søtcrepes (甘いクレープ)にチョコレートソースで可愛らしい蝶々の絵をかいてもらったのが記憶に残ったようです。結局夫・私そして娘の3人とも前回娘が頼んだのと同じクレープを注文。

娘のクレープには面白い顔
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私のクレープにはハート。夫のものにはきれいな波模様が描かれていました。息子は私と夫のクレープでチョコレートや砂糖があまりついていない部分を少しもらって食べました。
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家族4人で甘いものを食べに行ったのは本当に久しぶりのことでした。寒くてまだ暗い季節だもの、たまにはこのような楽しい時間も過ごさなくてはね。



# by sayurian | 2017-01-09 08:09 | 暮らし

クリスマスツリーよさらば

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娘のホワイトクリスマスの夢は叶わなかったオスロの街ですが、今日の午後少々の降雪があって、地面にうっすらと雪が積もりました。「こんな程度の雪ではそり遊びもできないし、つまらない。おととしの冬はどっさり雪が降って楽しかったのに」と娘。確かに雪遊びできるほどの降雪量ではないし、融けてきた雪が薄く凍れば足元も滑りやすくなってしまいますが、雪は雪。裸で寒々しく見える公園や広場にふんわりと白い服を着せてくれて、近所一帯が明るく見えるのが嬉しい。

明日は私たち家族が住んでいる地区でのクリスマスツリーの回収があるので、我が家のツリーの飾りをすべて取り外しました。次回我が家でクリスマスを祝うときに備えて、色も太さもばらばらだったオーナメントのひもをすべてゴールドのリボンに付け替えて。
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ニューヨークの大切な友人夫婦がマンハッタンの「スカンジナビアハウス(北欧文化センター)」のクリスマス市で買ってきてくれたわら細工のオーナメントも大切に缶にしまって。
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   ツリーは市のごみ・リサイクル課が指定した回収ポイントへもっていきます。
下の写真は、「ツリーの回収」について市民に知らせるポスターの画像なのですが、「茶色く変色して、松葉をぼろぼろ落としている古びたツリーを回収します」といったメッセージが添えられています。画像の木はあまりにも悲しい姿ですが、我が家の木はまだ緑々していて、「このままきちんとお世話を続ければ来年のクリスマスまでもつかしら」と家族の間で話が出るほどです。H.C.アンデルセンの「もみの木」の童話を思い出しては、我が家の木の行く末を考えて寂しくなる私と娘ですが、ごみ・リサイクル課によって回収された後のクリスマスツリーのコンポスト化についてのリポート(動画)を見つけたので、明日家族で見てみようと思います。
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 ツリーといえば、我が家のすぐ近くの広場でクリスマスツリーとして毎年使われている木。電飾を巻かれて、ハート形の画用紙の飾りもつけられて、広場のクリスマス気分を盛り上げてくれますが、もうそろそろツリートップの星飾りも電飾も撤去されるはず。クリスマスツリーとしての木の「見納め」も兼ねて、先日子どもたちと木のすぐ近くまで行ってみました。小さな息子は娘に手を握ってもらって、木の周囲をぐるぐる。今度のクリスマスには2歳になっていますし、クリスマスツリーの点灯式でもお姉ちゃんとツリーの周囲を廻れることでしょう。クリスマスとお正月が過ぎてしまうとなんだか気が抜けたようになって、もの悲しく感じてしまう私ですが、今回は子どもたちのおかげですでに今年の11月12月に思いを馳せて、少し楽しみな気持ちをもつことができています。
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# by sayurian | 2017-01-07 07:37 | 暮らし

書初め?

1月2日、正月2日目。
日本では書初めが行われる日。書初めは「正月に初めて書や絵を書くこと」、我が家の(夫の)筆や墨、硯は屋根裏にしまってあり、探し出すのに時間がかかりそうなので(事前に考えて用意しておくべきでした)、今日は娘に画仙紙の葉書に筆ペン・顔彩を渡して今年初めての絵と文字をかいてもらいました。「うわー、わたしはニワトリの絵は得意じゃない!描き直したい!」などと声が上がっていましたが、なかなか味のある絵が描けたと母は思います。教えたばかりの「酉」の漢字も神妙な面もちで書いていました。

いつも日本から娘にお菓子や本を送ってくれる実家の両親宛に。
明日、息子と一緒に郵便局に行ってこようと思います。

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# by sayurian | 2017-01-02 21:09 | 暮らし

元旦

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お屠蘇、餅花、門松、鏡餅、獅子…
年が明けて2017年となりました。

実家の両親が日本のお正月のモチーフの絵手ぬぐいを送ってくれ、おかげで我が家の居間にもお正月らしい雰囲気を作ることができました。東京の伯母にもらった和風呂敷も壁に飾りました。
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我が家のお正月は関東風雑煮に
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ほんの少しの御節。こちらで手に入らない和食材が多く、作るのを最初から諦めた品もあり、日本から送ってもらった黒豆を除き、近所のスーパーで調達できる食材を使ってかろうじてできそうなものを数品作りました。お重箱、我が家のは2段のとても小さなものですし、一の重、二の重、初めから考えないことにしました。

栗きんとん、サツマイモのかわりにsøtpotet (ヤム芋)とフランス産のマロンの水煮を使って作ってみましたが、想像していた以上に色が茶色くなり、日本の栗きんとんとはまるで別ものに見えるペーストになってしまいました。そもそも「本物」がどのようなものかを知らない家族が「甘い、おいしい」と食べてくれたのがせめてもの慰めでしたが。次回は作り方を変えてみます。伊達巻(はんぺんの代わりになるとを使用)とエビのつや煮は夫と娘にとても好評でした。母国から遠く離れて暮らす日本人妻の「お正月のあがき」のような料理でしたが、食べてくれた家族3人に感謝。
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せっかくのお正月なので、娘に日本的なもの(浴衣)を着せようかと思っていたのですが、昨晩遅くに、大胆な花柄のワンピースが縫いあがったので、今朝は浴衣のかわりにワンピースを着せました。
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南仏プロヴァンスのフラワープリントで、下の写真の裁縫本の表紙のワンピースを目にして以来、このプリントの生地で娘に1枚ワンピースを、とずっと考えていました。こちらは夏でもさほど気温が上がらず、ワンピースを着せても上に何か羽織らせないと寒い日が多いですし、娘はとてもシンプルなシルエットの服が似合うような気がするので、フリル袖をつけない、ランニング型のワンピースにしました。
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すっかり脱線しました。元旦の日の午後は家族でのんびり近所散歩。いつものように川べりでアヒルにパンをやりました。
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今では歩行がだいぶ安定した息子、ストローラーから降りるとアヒルたちの方へよちよち。家の外で目にするもの、何もかもが物珍しくて仕方がない様子です。
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近くのプレイグラウンドで子どもたちをしばらく遊ばせた(息子はあたりをよちよち歩き回るだけでしたが)あと、娘が息子ともっと歩きたいというので、広い芝生へ移動。息子は娘に手を引かれて芝の上をどんどん歩きました。娘は息子の歩みに合わせてゆっくりと歩き。ふたりの姿が微笑ましく、携帯で何枚も写真を撮ってしまいました。おだやかで、幸せな家族のひと時でした。明日から夫は仕事に戻り、娘も火曜日から再び学校です。地味に幸福なクリスマス・正月休みであったと感じます。
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# by sayurian | 2017-01-02 07:20 | 小さな和の時間


北欧・ノルウェーに住んでいます。古くて美しいものを収集すること、そして森を歩くことが好きな私の日々の生活について綴っています。


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